「まだ5歳ですよ」by イギリスの有名な精神科医


全ての休暇明けには必ず落ち着かない息子。
学校のルーティンに戻るにはいつも時間がかかります。
学校に休暇から戻った1週目はとても頑張って、毎日気を張り、帰ったらぐったり。
2週目にはその疲れと、休暇疲れなどでグダグダに・・・というのがパターン。

冬休み明けも全く同じで、楽しみにしていたプレイデイト(放課後に友達と遊ぶこと)なのに、仲良しのお友達を叩いてしまうことが多発。
そして感情的にもジェットコースター気味で、とてもハッピーだっと思ったら、次の瞬間には悲しくなったり。

ちょうどそんな時に学校が招待した精神科医に息子を診てもらえることになりました。
イギリスから来日したDr. Kate Howells.
とても暖かい素敵な人です。

彼女のHPにはこう書いてありました。
「問題が何であれ、自分が感じたいように感じれなかったり、自分がやりたいようにやれなかったり、自分がなりたいようになれなかったり、そんな時に助けが必要です。」
In my experience we seek help when a problem, whatever that might be, is stopping us from feeling how we want to feel, doing what we want to do or being who we want to be.

まさに、息子は「友達を叩いたりしない、いい子」になりたいのに、いろんなことが一度に起こったり、環境が変化したり、刺激が強かったり、お友達の言動に焦ったりすると「友達を叩く悪い子」になってしまいます。

「どうしたら、息子は人を叩いたり、噛んだりしなくなれるのでしょうか?」
そんな私の質問へのDr. Howellsの答えはとてもシンプルでした。

「まだ5歳ですよ?自分の感情を流暢に説明できる5歳はいませんよ。そこをまず理解してください」

「でも、いろんな育児書には4歳くらいにはイライラしても人を叩いたりすることはなくなると書いてます。」
「大人ですら自分の感情をコントロールできない時があるのに、どうやって5歳の子供がコントロールできると思いますか?そしてコントロールできないことによるフラストレーションの表し方は子供により様々。言葉がスムーズに出て不満をぶちまける子もいるけど、そうでない子は人を叩いたりすることで発散するんですよ。育児書に書いてあることは大多数の子供のことかもしれませんが、子供は一人一人違います」

ついつい「5歳になったのにどうして?」と焦っていた私。
「まだ5歳」と考えなくてはだめですね。
叩いたりつねったりという行動にでるお子様に悩んでいる全てのママへ。
焦らずに頑張りましょう・・・

Dr. Howellsからはいいアドバイスをたくさんもらいました。
アドバイスは少しずつブログで紹介していきます。


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA